文化・芸術

2009.11.06

最終打ち合わせ

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<追悼コンサートいのりのとき「100文字メッセージ」募集中>  

今回の東京行きは12月4日の「第一回 満次郎の会」の最終打ち合わせのため。メンバーで唯一の大阪組の一人、東田さんはどうしてもこちらの仕事で都合がつかず急に欠席。寂しいなあ。6時から水道橋の宝生能楽堂ロビーであるはずだったんだけど、萬斎さんの公演をしていて急遽事務所で行われました。

                                                           

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当日は仕込みがあるので、10時半には能楽堂に集合です。当日お渡しするパンフレットの校正も最終段階に入りあとは原稿待ち。いよいよという気持ちになってきました。その後メンバーでお食事会があり、お開きでした。

私は今日、例のウッチャンと久しぶりに会う約束をしていたので、目立つようにと着物で出掛けていました。お昼前に東京駅近くのレストランの前で待ち合わせをしていましたが、顔を見るなり、「ああ~!思い出した」って言ってくれて、その後めっちゃ懐かしい人や近況報告で盛り上がりました。

来年1月17日震災の日には神戸で彼が作曲した「レクイエム」が演奏されます。その話には続きがあり、そのことで近々ウッチャンと満次郎さんが会うことになりそうです。まだ詳しいことはお知らせできないけど、またまたスペサロに新メンバーが加わって楽しくなりそうです。

                     

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2009.11.04

夜遊び

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<追悼コンサートいのりのとき「100文字メッセージ」募集中>  

今日は夕方から東三国まで桂吉坊くんの落語会にお出かけ。勤めているときは仕事帰りに遊びに行ったりしていたので、帰りが遅くなることもしばしばだったけど、久しぶりの夜遊びです。駅から5分と書いてありましたが、それほどかからなかった。場所はライブハウスのようだけど、軽食もある普通の喫茶店のような所。

                                                            

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ピアノの前に高座が置かれ、座布団があります。お客さんとは目と鼻の先という感じです。

まずまくら。先日文化勲章を受章された米朝師匠のお話でした。文化功労賞を頂いた時には、奥さまの代わりの彼が付き添って皇居まで行かれたそうでその時のお話です。もうそれだけで大笑い。休憩の後、季節がら寒くなって来たということで池田にイノシシの肉を買いに行くお話。また休憩があっておなじみ「時うどん」というプログラムでした。

笑うというのもなかなか体力が要って、笑いすぎると疲れます。どうかほどほどに・・・。

                     

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2009.11.03

いつも通りでない番組

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<追悼コンサートいのりのとき「100文字メッセージ」募集中>  

いつも仕事をしながら聞くNHK-AMラジオの番組だが、今日は休日なので介護についての「鎌田實 いのちの対話」という特別番組の再放送をやっていた。司会はいつものラジオビタミンの村上アナだったけど、プロやのにボケて綾戸智絵さんに突っ込まれていた。さすが大阪人やねえ。

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午後からは「上方おもしろ能楽堂」を聞いていた。この番組には桂吉坊くんが出演されるというのを予告で知っていたので、それも楽しみの一つ。大阪にある山本能楽堂からの生放送で、落語だけでなく女道楽、講談、能、それにリュートと盛りだくさんの内容。私、実はババ臭いんだけど浪曲が好き。なんか絵本を読んでもらっているようで、お話にのめり込んでいきます。今回浪曲はなかったけど、初めての女道楽も面白かったし、講談も勢いがあって生き生きとしていて飽きさせなかった。それにリュートの音が悠久の世界に引き込まれるみたいで心地よかった。明日は東三国のライブハウスでの吉坊くんの落語ライブに行くのでまたまた楽しみです。

今は能舞台に素人でも足袋さえ履いていればあげていただくこともできる。以前宝生流能楽師の辰巳満次郎さんが言われていたけど、20年前にそんなことをしていたら破門だったそう。最近では山本能楽堂でも、いろんなイベントを組んで開催されているが、こういう伝統芸能に親しむ人が増えることは我々のように着物業界の人間にとっても嬉しいこと。ただし私はどうも舞いや芝居でなく音の方に興味が湧くみたい。やっぱりその辺が元ピアニストなのかしら? ほ~っほっほ!

                     

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2009.09.16

よりによってこんな日に・・・

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<追悼コンサートいのりのとき「100文字メッセージ」募集中> 9月30日まで 

土曜日の夜、香里能楽堂に七宝会普及能を観にいってきました。こんな日に外はどしゃぶりの雨です。まったくもう~!バスも遅れたけど何とか間に合いました。

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今日の演者はもちろん満次郎さん。 狂言は「野村萬斎」さんです。相変わらず萬斎さんのお声はいいなあ。実際に見ると驚くほど小柄なのに、さすがに声はよく通ります。

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満次郎さんは必ず最初に今日の演目の簡単な解説をしてくださいますがそれが面白い。初めての人でも観てみようかなという気持ちに持って行きます。

今日は蝋燭能なので舞台の周りには

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燭台が用意されています。狂言がすんで休憩の後、揚幕の向こうから笛、小鼓、大鼓、太鼓の音が聴こえてきます。これっていわゆる開演ベルの代わりだそうです。すると会場の灯りが落ちて

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お弟子さんである大学生達が火入れをしていきます。もちろん公演中は撮影禁止なので画像はありません。それでも今日は東京のカメラマン、佐藤晶子さん が撮影にみえていました。終演後最終の新幹線に乗るので大急ぎで片づけて帰って行かれました。間に合ったということでよかったよかった。また東京でお会いしましょうね。

満次郎さんの方はこの後

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宝生流宗家継承披露公演や

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去年橋下知事も観に来られて、絶賛だった龍吟山江国寺での月見能にも出演されます。興味のある方は

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2009.08.27

普及公演

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いつも年度初めにお知らせいただいている辰巳満次郎さんの今年の公演予定。

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今年は9月の普及公演に野村萬斎さんがいらっしゃるらしい。場所はご実家の香里能楽堂。うちからだと歩いて行きます。出し物は

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狂言は「文荷(ふみにない)」。これってラブレターのことらしい。能は「阿漕(あこぎ)」。

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地謡には甥っ子さんや息子さんの和磨君も参加します。蝋燭能だからやっぱり行くなら夜ですよね。残っているチケットは僅かになっているそうです。

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2009.08.06

ライブハウスで

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今日は大阪にあるライブハウス

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ロイヤルホースに出かけました。「大和秦曲抄」というDVDが発売されたその記念ライブです。出演は大倉流小鼓方 大倉源次郎さんと宝生流シテ方 辰巳満次郎さんですが、どんなライブになるのでしょう。

5時開場ということで、6時くらいを目処に着物で出かけました。着物は白地に萩の柄、帯は夏帯に

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自分で刺繍をあしらったもの。

ところでライブの方ですが、最初はトークショーのような感じで、

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源次郎さんと満次郎さんが司会者と今回のDVDがどのような経緯で作られたかを話しています。源次郎さんはトークの後で鼓を鳴らすので、話の途中でも

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鼓に息を吹きかけたりして、すぐに使えるようにしています。そしていよいよ演奏。

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謡と鼓で「松虫」「笹之段」「春日龍神」の3曲を演じられました。

今回、特に満次郎さんは座ったままだったので、舞いたくてうずうずしてたんじゃないかと思います。

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能と言えば硬いイメージがありますが、もともとはお酒を飲んだり、食事をしながら楽しんだはずなんだから、こんな楽しみ方があってもいいかも。 

9時からも公演があったんだけど、連れがいたのでその前にお暇します。出口近くに満次郎さんの姿を発見してちょっとお喋り、そして珍しく

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ツーショットで写真を撮ってもらいました。次にお会いするのは9月になってからでしょうか。まだまだお暑うございますので、お身体おいといくださいませ。

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2009.07.09

香里能楽堂で

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香里能楽堂でお友達の辰巳満次郎さんが、イベントのパンフレット用撮影をされるために帰られるということでお邪魔してきました。スタッフはこの前東京のスペサロでお会いした方々なので再会できるのが楽しみです。

伺ったらちょうど撮影を始めようとするところで、見せていただきました。

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いろんな機材が舞台の上に置いてあります。まずはお弟子さんで試し撮りをします。

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お衣装を付けていく所は、興味深いもの、お弟子さんが着付けをしていきます。

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鬘をつけて

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面をつけ

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最後に小道具を持ったら、出来上がりです。

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このお衣装で10㎏くらいあるそうです。重いし面を付けると見えないし、これで舞うわけですから、大変な労働です。

パンフレットやチラシの撮影といっても、大変なんだなあと実感しました。私もインタビューに参加しました。みなさん、ご苦労様でした。

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2009.06.30

閑話休題ー夏越の祓

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今日は6月最後の日。だから朝から水無月を手作りしました。
簡単手抜きだから、すぐに出来ます。

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<材料> 水 500cc  小麦粉 120g  砂糖 50~80g  甘納豆 適量
<作り方> 材料を混ぜ合わせ、濾し器で一度濾して、レンジに7分かける
      一度取り出して、甘納豆を上にのせてさらに7分レンジにかける
      荒熱を取ったら、冷蔵庫で冷たく冷やして切り分ける

簡単でしょう。私はいつも抹茶を入れて、抹茶水無月にします。今年もあと残すところ半年。暑い日はこれからが本番だし、12月にはイベントもあるので、頑張らなくてはいけません。

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2009.05.12

奈良まで

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朝、満次郎さんから「突然ですが、興福寺で薪能があるんですがいらっしゃいませんか?」というメールを頂いた。

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興福寺といえば、あそこの住人、阿修羅像は現在東京に出張中のはずだが、なかなかすごい人気なそうだ。興福寺って昔行ったことがあるけど、その時は奈良の幼馴染の家からだったし電車だったから、家から車で行くとどれくらいかかるのかちょっとわからなかったけど、40分ほどで着くことができた・・・はずだった。

ナビから興福寺を検索して走り、目的地近くなったとき何でこんな住宅地と思ったら、到着したのは

興福院 だった。

まあ奈良の中心地なんてそんなに大きくないから、新たに興福寺と入力し直してから約10分ほどで到着した。

奈良って当たり前のように鹿が道を横切ったり、普通に歩いている。写真を撮りたかったけど、公演がもう始まっていたので大急ぎでパーキングに車を入れて会場に入る。                            

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この幕の外側はすぐ道路になっていて、車も通るし人も歩いている。だから大鼓のカーンという音が外にまで響いてて、行きかう人が何事かと驚いて見ていたりする。

座席は016

                       

時代劇の戦のシーンに出てきそうなこんな和風ベンチ(名前知らない)が並べられており、満員状態である。このベンチの前には

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芝生にシートが引かれ、その上に座っている人もいるようだった。

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満次郎さんの舞台は5時半からでまだ明るいうちなので薪に火は入っていない。烏の鳴き声がしたり、風が吹いたり、どこからかお寺の鐘の音も聞こえてくる。昔、能が始まったころはこんな感じだったんだろうな。

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満次郎さんの舞台が済んだ後、寺衆徒によって火入れがあり茂山千五郎氏の狂言が始まった。その後休憩を挟んで最後は観世の「葛城」、済んだら8時半を回っていた。

どうも私の場合、やはり楽器に興味があり、今日の能はずっと足で拍子をとりながら観ていたようで、なんか能というよりは音楽のライブに来ているような感じだった。

外で観る能は初めてだったけど、なかなかいいもんですなあ。

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2009.04.05

お雛様

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京都の旧家にお邪魔する機会がありました。4月というのにお床にはまだお雛様が飾られています。旧暦でいくそうです。よく見てみたら、

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お雛様の後ろの屏風には柳と桜が描かれています。だから4月でも全然変じゃない、どころか4月に飾るようになっているのです。

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菊の飾りのついた燭台も立派だし、すごいお雛様です。このお二人の着ている着物は爪綴れで織られたもの。川島織物だそうです。

いいものを見せていただきました。

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2009.01.18

今年初の歌舞伎

今日は例の美人の美術教師と

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新春歌舞伎を観に道頓堀まで行ってきました。さすがに新春とあって着物姿の方もたくさん見かけました。中にはこんな人も、

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舞妓さんです。

雨が降っていたので私たちは着物をヤンペにして洋服にしましたが、彼女たちはいつも着物ですから、大変ですね。

美人の美術教師は番付を買ってきました。

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初めて観た時の物から全部おいているそうです。

今月の出し物は

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霊験亀山鉾。相変わらず仁左衛門さんの悪役ぶりは笑っちゃうほど。今日は雨が降ってきたり、炎が上がったり、その後にずぶぬれになったにも拘らず早替わりで再登場したり、見ごたえ十分でした。

3幕と4幕の間で藤十郎さんの踊りがあったのですが、着物を重ね着しているので、いやに腕が短い。誰かに似ているなあ、誰やったかなあ・・・?

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そんなこと言ったら怒られるかも。

今月のもよかったけど、来月の出し物はこれ歌舞伎役者か?って言う感じの若手7人の

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花形歌舞伎。これも行きたいなあ。昔は宝塚やったけど、最近は歌舞伎に凝ってます。

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2009.01.14

雛人形

昨日は一日片づけをしたり、掃除をして終わってしまいました。11日が鏡開きだったので、お正月のお飾りも遅ればせながら仕舞いました。そこで出てきたのが、雛人形です。以前は邪魔くさいので出さなかった時期もありましたが、こういうものはやはりきちんとその時期時期に虫干しも兼ねて出さなくてはいけないものだそうです。うちのは鎌倉彫のケースに入った、木目込みのひな飾りです。

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お内裏様とお雛様、三人官女は髪の毛が筆で描いてあるのでなく髪が付いています。でもこれが楽しくて指で上に向けて遊んでいたので、カッパ状態になってしまいました。005

後ろの二人はかぶり物があるので被害は少ないですが、前の三人、特に真中は被害甚大でボサボサ頭になっています。

そして五人囃子。うちの人形は固定されているのでどうしようもありませんが、実は並び方が間違っています。

まずうちの5人囃子の並び方

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となっていますが、正しくは左から

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太鼓

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大鼓、大皮とも言います。そして

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小鼓

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笛、能管でしょうか。そして最後に

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謡。

というのが正しい並び方なのです。どうしても謡は主役のようで真ん中に置きたくなりますが、一番端なのです。覚え方としては楽器の置き場所が左側が一番下になります。太鼓-地面、大鼓-膝、小鼓-肩、笛-口の下、謡-口、という具合にどんどん上にあがってきます。

能の研修に伺った時、教えてもらいました。最近では人形店に行っても、ちゃんと並んでなくて驚くことがあると言われていましたが、うちのも間違っていました。皆さんもお雛様を並べる時には、気をつけて並べるようにしましょう。

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2008.11.09

桂米朝

最近では落語ブームということもあって、昨日の吉坊さんもその一人である米朝一門の十五年目までの落語家さんで11月8日に高座のない人は一人もいなかったそうです。一門の桂小米朝さんが今は米團治という名前を継いで、全国をその襲名披露公演で回っていらっしゃいます。昨日の落語会ではその披露公演でのお話でも笑わせてくれました。たとえば鳥取で公演があり次に富山に移動する場合、まず鳥取からタクシーで米子に出るそうです。次に飛行機で米子から成田に飛び、最終富山に行くそうです。なんでそんな遠回りをと思いますが、それが一番早い移動方法だそうです。すると米朝師匠が富山の喫茶店でタバコをふかしながら「で、わしは一体どこにおるねん?」と言われたそうです。そりゃそうなりますよね。国内は自由だそうですが、外国旅行だと人間国宝は文化庁に届け出をしなくてはいけないそうです。人間国宝というのも、なかなか不便なもんですね。

002 上方の落語を聞いてると、大阪弁というのはなんて綺麗な言葉なのだろうといつも思います。巷で大阪弁と思われているのは、河内弁であって大阪弁ではありません。船場言葉というのでしょうか、京都弁でもないまったりとした温かみを感じます。

「行ってきます」に対して「おはようお帰り」、「御馳走様でした」に対して「よろしゅうおあがり」なんて言うところがどこにあるでしょう。最近は聞かなくなりましたが、子供の頃には毎日聞いていた言葉です。関東の人にはわかりにくいかもしれないけど、関西弁といっても京都弁と大阪弁は違います。外国に行って日本人と中国人が違うのが西洋人にはわからないのと同じようなものかな。

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2008.11.03

いよいよさくら展

Photo_3 昨日のお稽古で来年1月に開催するさくら展の案内状が出来上がりいただいてきました。この前の原稿の段階では、さくら色が濃すぎるなあと思っていましたが、綺麗なほんのり色にあがり満足です。いよいよ始まるなあという実感がわいてきました。それとともに、なんかお尻が熱いです。火が付いてきましたよ。

伺っている帛紗も早くしなくてはいけませんし、他にもご注文いただいているものもあります。着物や帯は時間がかかるので、台に張ったらなかなかはずせません。だから小さい作品のものは先にしたいと思っているのですが・・・。

先生はさくら展の前に11月17日から東京で「京都三人衆」があるので、私どころではないのですが、昨日もしっかり邪魔をしてきました。どちらもたくさんのお客様に来ていただけたらと願うばかりです。お近くの方、ぜひお出かけくださいませ。

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2008.10.31

今日の能

001 狂言は古典とはいえコメディですのでわかりやすく面白いです。しかしやはり能は難しい。それでも今日の演目は「邯鄲(かんたん)」。これは中国の地名だそうです。そこの宿に泊まることになった主人公蘆生が「邯鄲の枕」で一休みをして見た夢の中の出来事が演じられます。小鼓の清水さんは以前香里能楽堂での能研修で小鼓を担当された方で、丁寧な演奏をされます。大鼓の中田さんは迫力のある音を出されますねえ。太鼓の山本さん、なかなかいい声、聞き惚れてしまいました。すみません満次郎さん、やはり音楽が専門なので、蘆生が祝いの舞を舞っているとき私は舞ではなく鳴り物の方に気が行っていました。でもその舞の最後で夢から覚める寸前、蘆生が寝床にドンと戻るところはすごい迫力でしたよ。

006_2007_2 今日は能ということで着物もちょっと能衣装っぽいものにしました。帯は笹蔓緞子の袋帯。この着物に合わせて買いましたが、他の着物とも合わせやすい帯で、気に入っています。

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2008.10.30

行ってきました

010 久しぶりの能狂言でした。まず仕舞が3つ、それから狂言、休憩の後能というプログラムでした。最初に満次郎さんから本日のお楽しみということで、簡単に解説があります。わからないなりにもこういうのがあると、なるほどと思いながら鑑賞することができます。

004 能舞台の上に付いている屋根は、柱がなくとも落ちない造りになっているそうです。じゃあなぜ柱があるかと言えば、この柱があることで、演者が自分の位置を確認することができるそうです。面をつけると想像以上に視野が狭まります。そのため舞台がどこまであるのか、今自分はどっちを向いているのかなど、この柱で確認するのだそうです。ベテランになると舞台を大きく使うので、時には舞台から落ちる方もあるとか。そういうときに遭遇した人はラッキーですよ。だからまだまだ若手だと舞台を大きく使えないので、反対に落ちないみたいです。

003005 揚幕の5つの色は木火土金水を表しています。舞台の松は流派によって少しずつ違うそうですが、これは何流なのかなあ。

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ここは大阪能楽会館

ここは大阪能楽会館
開演時間は6時15分だからそろそろ始まります。

詳しくはまた帰ってからご報告します。

この松も流派によって違うらしいです。

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2008.10.22

大阪の文化と橋下知事

上賀茂のお稽古から帰ってきたら、メールがいっぱい来ていました。その中には能の辰巳満次郎さんからも。この前の江國寺での蝋燭能に橋下知事も来られたようでした。その時の様子はこちらからご覧ください。http://www.pref.osaka.jp/j_message/oshigoto/index.html

橋下知事もいろいろ頑張っておられるようですが、一つ私としては納得いかないことがあります。それはやはり彼は頭が良くて、いわゆるエリートコースを歩んだ人だということです。以前に勤めていた学校にはとりどりの家庭の生徒がいました。中には学校に来ているだけで十分という子さえいるのです。母親はアル中、父親はやくざで癌を患っている、兄は鑑別所帰り、そんな中でも毎日学校に来る、学校だけが気持ちが安らぐ場所という子供さえいるのです。

全面否定はしませんが、能力別クラスにはあまり賛成できません。私の教科(音楽)は関係ありませんが、他の教科で能力別にしたところ、先に教室に帰っていた上のクラスの子があとから帰ってきた下のクラスの子に「あほが返ってきた」という言葉を投げかけたそうです。確かに行き届いた教育ができるという利点もありますが、こういう差別的な感情も養ってしまうのです。

まあ文化的なことを言えば、今回のようにいろいろ参加して文化の重要さを実感してほしいですね。大阪を、関西をもっと文化の盛んな地域になるよう頑張ってください。

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2008.10.13

蝋燭能「鉄輪」

003 今朝の産経新聞に今月14、15日大阪・江國寺である蝋燭能についての記事が載っていました。ここでの蝋燭能は今年で3年目になるそうです。境内に仮設の能舞台が設置され、月明かりと蝋燭の明かりの中で演じられる幻想的な公演です。開演は6時半。当日シテをつとめる辰巳満次郎さんによって「今宵のお楽しみ」についての解説、蝋燭の火入れ式、そして能「鉄輪」の上演となります。

辰巳満次郎さんとは平成15年夏からのお付き合いです。その年彼の実家「香里能楽堂」で「能楽堂に行こう」というイベントがあり、それに参加したのがきっかけです。その時満次郎さんが言われていたのが、「20年前にこんなことをしていたら、私は能楽協会から追放されていました」ということでした。

以前の能の世界では「わかる人が来ればいい、こちらから歩み寄る必要はない」という考えだったそうです。ところがこの時には素人さえも能舞台の上に立ち、所作などを教わることができました。能に限らず古典芸能の世界の方々も、最近では随分と普及に努めていらっしゃるように思います。今まで元気のなかった上方歌舞伎も、坂田藤十郎さんや片岡仁左衛門さんを中心に公演回数も増え、上方役者の代表的な役者さん片岡愛之助さんはここ5年間一日も休みがないということです。

時代に合わせるように我々も変わっていかなくてはいけないのだと思います。日本刺繍ももっと手軽に楽しんでいただけるよう、工夫していく必要があります。着物を着る人も増えてきたことですから、刺繍の着物や帯にもチャレンジしていただけたらと思います。

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2008.09.27

これに決定

先日来ご案内頂いていた能の公演ですが、大阪能楽会館である七宝会普及公演蝋燭能にすることに決めて、チケットの手配をお願いしました。この公演には狂言「鎌腹」で「野村萬斎」さんも出演されます。能「邯鄲(かんたん)」でシテをつとめられる「辰巳満次郎」さんの御実家は寝屋川市にあります。

001_2 シテとは主役のことですが、シテはずっとシテ、同じように脇役をつとめるワキはずっとワキだそうです。「なんか割に合わないなあ」と思っていましたが、それも考えよう。シテは年に数回しか主役をつとめることはできないそうです。それに対してワキは面もつけないし、公演の機会も多いので、顔を覚えていただけて贔屓も付きやすいのだそうです。そんなことを聞くと、自分が能役者だったらどっちを選ぶかと言われたら迷ってしまいますね。

満次郎さんはこの前の展示会でも、お忙しい中京都で仕事があったということで来てくださいました。満次郎さんを知らない人たちには、「あの人は誰?」と評判だったようです。上背もありますが、それだけでなくやはり素人にはないオーラをお持ちなようです。息子さんは現在東京芸大で能を勉強中で、満次郎さん曰く、「職業訓練校に行っている」ということです。きっと近いうちに彼の姿も舞台で見ることができるようになることでしょう。楽しみです。

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2008.09.20

能鑑賞

004 夕刊を取りに下に降りていくと、ポストに宝生流七宝会から能の公演のお知らせが来ていました。10月14日(火)、15日(水)、18時30分から谷町筋にある龍吟山 江國寺で蝋燭能「鉄輪」。10月17日(金)、18時半から京都府民ホール「アルティ」で新作能「六条」。最後に10月30日(木)、14時からと18時15分から大阪能楽会館で蝋燭能 狂言「鎌腹」と能「邯鄲(かんたん)」があるそうです。

以前に香里能楽堂で蝋燭能を観たことがありますが、揺らぐ蝋燭の明かりの中で、時代がタイムスリップしたような感覚に陥り、とても幻想的な雰囲気でいいなあと思ったことがありました。お寺の蝋燭能というのも惹かれるし、新作能というのにも興味をそそられます。また最後の公演は狂言もあり「野村萬斎」さんも参加されるようなのでこれも捨てがたい。

う~ん、どれにするかもう少し考えてから決めよう。

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2008.09.12

雅楽

雅楽と言えば今や知らない人はいないくらい有名になった「東儀秀樹」さんがいらっしゃいます。彼は篳篥奏者ですが、あの何とも言えない西洋音楽にはない音のずれというのは面白いものです。ところで昨日の記事でも書きましたが、雅楽について少しお話したいと思います。

雅楽の装束って独特ですよね。特徴的なことをあげれば、たとえば胡蝶の舞では白塗りをした子供が緑の装束に羽を付けています。そして納曾利は恐ろしい面を付け、赤い装束です。実はこの緑と赤というのは伝来してきたルートが違うのです。大陸から伝来してきた「左舞(さのまい)」は赤の装束、朝鮮半島から伝わってきた「右舞(うのまい)」は緑の装束を付けるのです。舞う時にも、左舞の場合は向かって左側の人が先に前に出て舞台に上がります。それに対して右舞では反対に右側の人が先に舞台に上がるのです。

普段なかなか見る機会のないものですが、こうやって少し知識を入れてみてみると興味がわくような気がしませんか?今度の石清水祭でもちょっと気をつけて見てみてはいかがでしょうか。

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2008.09.09

想像通り

私はコマーシャルが嫌い、だから基本的にテレビはNHKしか見ませんtv その中でも火曜日の『プロフェッショナル 仕事の流儀』は大好きな番組です。今日は東京のM子ちゃんと会っていて、ホームページ作りにかかれなかったので頑張って続きをしないといけなかったのだけど、ゲストが京菓子司 山口富藏さんということで誘惑に負けて見てしまいました。

番組では必ず始まって間もなく、鞄を拝見するコーナーがありますが、山口さんの持ってこられたのは風呂敷でした。その中には重箱が。ふたを開けた上の箱には美味しそうなお菓子が並べられており、一つ頂けるとわかった時の司会の住吉アナのうれしそうな顔happy01 その菓子に付けられた名から、あとは個々が色々想像してくださいという言葉を聞きながら、能楽と共通するものを感じました。そういう感性ってやっぱり日本人独特のものかも知れません。

次に玉手箱と言われた下のお重には、キラキラと輝くお菓子が一つだけ入っていますshine それは山口さんがモーツァルト好きな茂木さんのために作られお菓子ということだったのですが、そこまで聞いた途端に私の頭の中では曲が流れ始めました。そしてその後山口さんの口から出た曲名は、今まさに流れていた曲だったのです。

秀でた人とというのは、勉強も苦労も普通の人以上にされているように思います。しかしそれを乗り超えた人だけが名声を得ることができるのではないでしょうか。私もまだまだ苦労が足りていそうにありません。もっと頑張らなくっちゃsign01

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2008.09.03

足袋

皆さんは着物を着るときに履く足袋をどっちの足から履いていらっしゃいますか。

以前夏休みの取り組みとして、香里能楽堂で能の研修があり参加しました。その御縁でその後当時勤めていた中学校の生徒250人余りを連れて、能楽体験もさせてもいただきました。

それらの中で必ず注意されていたのが、「足袋は左足から履いてください」ということでした。なぜ「左足」なのかということですが、日本では左が右よりも位が高い、優位にあるかららしいのです。それが証拠に右大臣より左大臣の方が高い位にあります。

そこでちょっと左右について面白い記事を発見しました。

音楽は全世界どんな民族も右脳で感じるのですが、日本の三味線の音だとか尺八、琴、琵琶、笙、篳篥など邦楽の音を日本人は言語野の方の「左脳」で感じるというのです。虫の音も日本人のみが「左脳」で感じる音なのだそうです。多分外国人にとっては単なる雑音なのでしょう。

では何故日本人は、虫の声を言語野である「左脳」で感じるのか?これは日本人が虫の音を擬音や擬態語に変換して聞いているからかもしれないと本に書かれています。『ミーン・ミーン』とか、『ツクツクボーシ』というやつです。他には風の音も日本人は「左脳」で感じると言いますが、考えてみると、風の音も『びゅーびゅー』『そよそよ』『ゴーゴー』というように、すべて擬音で表現しています。風だけでなく、波の音、小川のせせらぎ、動物の鳴き声、そういった自然の声がみな言語野に入ること。これは他のどの国の人にもないことだそうで、日本人はどの国の民族とも違い、自然と溶け合い一体になって、その声や移り変わりの様を愛でてきた民族だということなのでしょう。

ちょっと足袋の話題からは逸れてしまいましたが、興味深い話です。ではこれから足袋を履く時には、気をつけて左足から履いてくださいね。

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2008.07.31

ガレ・ドーム・ラリック展

京都高島屋に<ガレ・ドーム・ラリック アール・ヌーヴォーからアール・デコへ ~華麗なる装飾の時代~>を見てきました。19世紀から20世紀にかけてデザイン、制作されたものですが、今の時代にも十分に通用するお洒落な香水瓶などもあり、自分がデザインする時の参考にもなり有意義な時間を過ごすことができました。長野にある北澤美術館でよく見たようなランプ類もたくさん展示されており、なかなか見ごたえがありました。

017 以前たまたま東京の「庭園美術館」で「ラリック展」をしているのに遭遇したこともありましたが、ガラス工芸はやはり惹かれるものがあります。高価なものにはなかなか手が出ませんが、この灰皿は私には不必要なものですが、乳白色なガラスの色と裸婦の姿の良さに惚れて新門前の「戀壺洞」で購入したのもです。

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2008.07.26

歌舞伎鑑賞

今週は2か月ぶりに横浜へ腱鞘炎の治療のため、水曜日に東京に行ってfuji木曜日に帰ってきましたbullettrain  東京も暑かったですが、関西に比べるとまだ涼しく感じました。

今回はこの前の展示会にも来ていただいた、能宝生流の「辰巳満次郎」さんに久しぶりにお会いしました。彼とは以前「香里能楽堂」に地元中学の生徒を連れて研修でお世話になったり、その後も公演を観せて頂いたりしています。

012 金曜日には例の美人の美術教師と松竹座に歌舞伎を観に行って来ました。「伽羅先代萩」は以前に「玉三郎」さんの「政岡」で観ましたが、今回は「片岡仁左衛門」さんの「八汐」。彼の無駄な肉の付いていない顔がどんなふうに憎たらしい表情を作るのか楽しみでもありましたが、思わず苦笑いが出るほど凄まじい意地悪さでした。またその反面、「仁木弾正」では、ため息の出るほどの二枚目ぶり。改めてすごい役者さんだなと思いました。

「藤十郎」さんの「政岡」の演技も素晴らしかったですね。皆の前では子を殺された母の悲しさを押し殺していても、誰もいなくなったところで抑えていた気持ちを噴き出すような表現には思わず涙がこぼれました。

今日は少しさぼっていた作品作りを、頑張ろうと思います。今日明日は無理でも、来週初めには新しい作品も仕上がる予定です。

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2008.07.09

花街の暦

今日は都をどりで有名な京都の五花街の一つ、祇園甲部の芸舞妓が芸の上達と健康を祈願する「お千度」が、京都市東山区の八坂神社で行われました。

Photo_3  これは、毎年、祇園祭のこの時期に京舞井上流の門下生でつくる「みやび会」が催す恒例行事で、この日は新調したそろいの浴衣姿の約100人が参拝したそうです。今年の浴衣は、白地に水の流れをあしらった「流水」でいかにも涼しげです。

本殿の周囲を3回静かに歩いてまわって参拝。京舞井上流五世家元の井上八千代さんは「夏を無事に過ごし、元気に秋を迎えられますようにとお祈りしました」と話され、参拝後は芸舞妓たちも和らいだ表情を見せていたようです。

先日も東京からの友人を案内して京都を歩き回りましたが、ラッキーなことに「舞妓さん」に遭遇。最近は「ナンチャッテ舞妓」が多くはびこる中、やはり本物の「舞妓さん」は歩き方からして違います。シャナリシャナリではなく、大股で闊歩している姿がカッコイイsign01彼女たちは間違いなく、仕事をしている女性なのです。

以前勤務していた京都の学校で舞妓に就職が決まっていた生徒がいました。残念ながら「置き屋」の「おかあさん」が体調が悪くなり流れてしまいましたが、もし叶っていたら今頃は一人前の舞妓としてデビューしていたことでしょう。京都生まれ、京都育ちの女の子で舞妓になりたいという子は、今や少なくなってしまったようです。

いよいよ明日10日からは鉾建てのために交通規制が始まり、<祇園祭>も本番間近となってきました。

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2008.06.29

水無月

6月30日に神社に参拝に行くと、茅(ちがや)で大きな輪を作った「茅の輪くぐり」に出会います。これはこの輪をくぐることで、夏の疫病、水の災厄を除く禊を行います。これを「夏越の祓い」といいます。

 「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延というなり」

と唱えながらこの輪を、先ず左足から踏み入れ 8の字を描くように 3度くぐるのが正しい茅の輪くぐりだそうです。

013001水無月という菓子は白の外郎生地に小豆をのせ、三角形に切ったものですが、それぞれに意味がこめられています。水無月の三角形は氷室の氷を表し、6月朔日に氷室の氷を口にすると夏痩せしないと言われていました。氷の節句、または氷の朔日といわれ、室町時代には幕府や宮中で年中行事とされていました。小豆は悪魔払いの意味を表しています。

1年の前半期を無事に過ごし、同様に後半期も滞りなく過ごせるように6月30日にはこの「水無月」を食します。一年のうちには色々と決まったものを食す日があるようです。

「水無月」の作り方  002

<材料> 小麦粉 120g  砂糖 50g  水 500cc    

<作り方> レンジに7分かける。そこで甘納豆などを置き、さらに7分レンジにかける  

簡単なので明日は手作りしてみてはいかがでしょうか?「水無月」を食べたら次はいよいよ祇園祭が始まります。

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2008.06.19

明日のお祭り

Photo_2 明日6月20日14時から幼少時代の源義経が天狗に武術を学んだと伝わる京都鞍馬寺で<竹伐り会>があります。このお祭りは、平安の昔峯延上人が鞍馬山に出現した大蛇を退治した故事に由来する行事で、寺を境に東西で分け、大蛇に見立てた青竹を切る速さを競い、その勝敗で豊凶を占うそうです。邪悪な大蛇に見立てた直径10cmの青竹を弁慶かぶりの鞍馬法師が山刀で伐っていきます。

京都の祭りと言えば7月の<祇園祭>、5月の<葵祭>、10月の<時代祭>と華やかながらおとなしい感じのお祭りが代表的ですが、この<竹伐り会>は男性的で勇ましい感じのお祭りです。

●鞍馬寺/14:00~ 愛山費200円

Photo_3 続いて明後日には京都会館で五花街の芸舞妓たちによる合同公演が6月21日(土)、22日(日) 京都会館第一ホールで開催されます。これは年に一度の合同公演で各花街でひとつずつ演目を披露した後、五花街の舞妓たちがそろって舞う「舞妓の賑い」はこの公演でしか見ることのできない華麗で艶やかな演目だそうです。

●京都会館第1ホール/14:00~16:30 1階席9000円、2階席5000円

これらが終わると京都の夏はいよいよ祇園祭一色になっていきます。コンチキチンの音があちらの辻から、こちらの辻から聞こえてきて夏本番も間近です。

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2008.06.15

夏の設え

先日「染司 よしおか」に行ってきましたが、お店のある新門前通りはなかなか面白い通りです。ちょうど京阪四条と三条の中間にあり、祇園の真っただ中に位置します。鴨川沿いから東に向かって「川端」、「縄手」、「花見小路」、「東大路」とあります。南北には下から「四条」、「新橋」、「新門前」、「古門前」、「若松」、「三条」と上がります。

ここ「新門前」には骨董屋通りなのでもちろん骨董屋が多くありますが、それだけでなく京都ならではのお店などもあります。「店」というにはあまりにも看板も出ていない処もあり、一元さんにはちょっと敷居が高い感じがしないでもありません。

お弁当の「菱岩」、骨董の「戀壺洞」、呉服の「齋藤」、草木染めの「染司 よしおか」、その他にも旅館もあります。そして京舞井上流家元「井上八千代」さん宅もあります。京都の季節の御挨拶の様子が映し出されることがよくありますが、その時はここ「井上」邸の前にはたくさんの報道陣や写真愛好家がたむろすることになるのです。

002 季節感を大切にする京都ですから、先日「よしおか」に行ったときにも、西側にある「齋藤」の暖簾が夏物に代っていました。まもなく今年も前半期が終わります。30日には「水無月」を手作りしようかとおもいます。

<風に吹かれて涼しげな「齋藤」の夏物の暖簾>

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2008.06.04

雅楽が語源

何気なく使っている言葉、その言葉の生まれてきたルーツを知っていますか?意外と元々の意味を知らずに使っている言葉って多いもんです。

たとえば、つい先日終わった相撲や芝居で使われる<千秋楽>という言葉ですが、実はこれは雅楽の曲の名前です。ある法要が行われる時、必ず最後にこの<千秋楽>という曲を演奏したそうです。そのため次第に<最後>という意味合いが強くなり、相撲や芝居の最終日を<千秋楽>と呼ぶようになったようです。

雅楽からきた言葉としては、<打ち合わせ>という言葉があります。これは合奏をするときに楽器が調子を合わすのに打ち合ったことから来ています。雅楽からきた言葉では<塩梅(あんばい)>というのもあり、これは篳篥の奏法の一つです。

<おしきせ>という言葉も、「押し付けられる」ような感じであまりいい感じがしない言葉ですが、江戸時代には主人が奉公人に季節ごとに着物を与えていたところからきた言葉で、<四季施>とも書いたようです。この習慣は普通は年2回行われていたので、今でいうボーナスのようなものですね。

言葉って時代によって変わっていくと聞きますが、こうやってみると実感です。

3152bm9h07l__sl500_aa240__2  東儀秀樹さんの篳篥

  「風と光の軌跡」

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2008.06.03

夏のおしゃれ

昨日衣更えについてお話ししましたが、今日もちょっと夏のおしゃれについて語ってみようと思います。

今日の夕刊にサマースーツについての記事が載っていました。この時期イタリアではサマースーツといってウールより風通しが悪く、熱が内側にこもって暑く感じられる「綿」や「リネン」のスーツ、ジャケットがクローズアップされるそうです。着用しての快適さよりも、見る人の快適性を優先しているのだろうということでした。これはイタリア人のおしゃれは「楽しむもの」というより「楽しませるもの」という考えの片鱗がうかがえるということなんだそうですt-shirt

でもこれって日本の着物にも共通して言えることではないでしょうか。着物の醍醐味は「夏」という人も少なくありません。日本のあの蒸し暑い気候の中で、パラソルを挿して着物を着ている姿というのは、着ている人は大変でも周りで見ている人達に涼しさを感じさせてくれます。

前述しました「戀壺洞」さんの2、3軒西隣に「井上八千代」さんのお宅があります。お店に寄った時、場合によってはお稽古帰りの舞妓さん達と遭遇することも稀ではありません。夏場浴衣に献上をキリリと締めて白足袋に日傘で颯爽と歩く姿は、暑さを感じるどことか爽やかな風を振りまいてくれますsun

今年は7月歌舞伎のチケットが手に入りましたので、頑張って夏塩沢を着て、周りの人たちが少しでも涼しい風を感じてもらえるようがんばらなくっちゃcoldsweats01

009 <夏塩沢の着物と芭蕉の帯>

帯にはあとから刺繍を少し足しました

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2008.06.02

国立民族博物館

今日吹田にある国立民族博物館で<深奥的中国 少数民族の暮らしと工芸>展を見に行ってきましたが、西南中国に暮らす人々の個性あふれる民族衣装や染織品など、鮮やかな色づかいに思わず目を見張ってしまいました。なんだか色づかいがアンデス地方の衣装とよく似てるなあって思ってしまいました。

つい先日もブラジル国境辺りで見つかった謎の少数民族が新聞紙上に載っていましたが、中国も広大な土地柄ゆえ、私たちが持っている中国のイメージとは違う中国らしからぬものが色々あり、興味深く見ることができました。

たとえば、トンパ文字というエジプトのそれとよく似た象形文字。この文字は文化大革命時代には使用が禁止されたせいで、今では書ける人がほとんどいなくなってしまったそうです。またイ族の食器には、台座の部分が鋭い爪の付いた鷹の足で出来た杯がありました。これを持っているのは、勇気のある人だということを表すそうです。

いろんな種族の民族衣装も展示されていましたが、何と細かいsign02 とびっくりするような刺繍の施されているものもたくさんありました。もともと刺繍というものは中国から伝わってきたものですが、刺繍だけでなくキルトのようなものも施されている上、銀細工もあり一日中飽きることなく館内を見て回りました。

Rimg0239_4 ナシ族の トンパ文字

左上から下へ      

鳥、くじゃく、虫、ミツバチ、蝶

真ん中   

馬、猿、犬、いのしし、熊

ねずみ、虎、ウサギ、龍、蛇

                 

                      イ族の鷹爪杯

Rimg0240    

   

 

モン族の

針山

Rimg0227        

                 

         

       

        ミャオ族の民族衣装

Rimg0237_3

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